依存的な理性的動物
伝統的な哲学が前提してきた、ヒトとそれ以外の動物を区別する根拠とは何か?両者の間に引かれた境界線を、イルカなど他の知的動物たちとの比較を通じて批判するとともに、人間を孤立し自足した強い個人ではなく、傷つきやすく障碍を抱えうる動物、共同体のなかで“与える”だけでなく“受けとり”、他者への依存のもとで初めて開花しうる動物として理解する、徳倫理学の画期的な明察。
著者 | アラスデア・マッキンタイア |
出版元 | 法政大学出版局 |
頁数 | 270頁 |
発行日 | 2018-05 |
ISBN13 | 9784588010767 |
ISBN10 | 458801076X |