源氏物語越境論
『源氏物語』は、古代から現代まで、時間と空間を越えて様々な領域に越境を続けてきた作品である。唐物表象をはじめ作品そのものに織り込まれている異文化接触の痕跡と、図像化や翻訳などメディアの上での多様な変奏、二つの「越境」性についての精緻な考察を通して、『源氏物語』の計り知れない生命力に迫ることを試みる。
著者 | 河添房江 |
出版元 | 岩波書店 |
頁数 | 429頁 |
発行日 | 2018-12 |
ISBN13 | 9784000613064 |
ISBN10 | 4000613065 |