三島由紀夫と最後に会った青年将校
君らは武力を持っているから、いつでも起てると思っている。われわれは持っていないから焦りがある―事件直前の一〇月一八日、三島は三人の青年将校にこう真情を吐露した。さらに三島は「二人で話をしよう」「制服は脱いで来るように」と面会に際しての条件をつけた。自衛隊をクーデターに巻き込むことを断念した三島は、それでも同調者を得ることに一縷の望みをかけたのか?事件から五〇年、沈黙を続けた元自衛官が長年抱いていた「謎」に初めて向き合い、三島事件と自衛隊の関係に迫る!
著者 | 西村繁樹 |
出版元 | 並木書房 |
頁数 | 259頁 |
発行日 | 2019-10-25 |
ISBN13 | 9784890633913 |
ISBN10 | 489063391X |