福永武彦の詩学
若き日のボードレール体験や「マチネ・ポエティク」の活動を通じて得た詩の富を小説においても展開すべく、作中で様々な実験を重ね、散文詩や音楽に限りなく近い独自の文学世界を構築した福永武彦。代表作である『風土』や『海市』、「塔」「冥府」「廃市」などの短篇、そして作家最大の到達点『死の島』を読み解き、そこに結晶化した詩学の相貌を探る。
著者 | 山田兼士 |
出版元 | 水声社 |
頁数 | 229頁 |
発行日 | 2019-10 |
ISBN13 | 9784801004504 |
ISBN10 | 4801004504 |