近代のはずみ、ひずみ

平民として自発的に統治に服す「大正」の教養主義が「民主」の言説だとすれば、「昭和」前期に「独裁」が勝利した滝川事件を機にいずれとも相容れない知識人が現出した―。近代において批評をめぐって思考したふたりの「美学者」を解読しつつ、天皇制、資本主義-国家、市民社会などを批判的に剔抉する。
著者 長濱一眞
出版元 航思社
頁数 414頁
発行日 2020-02
ISBN13 9784906738243
ISBN10 4906738249

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