すべて名もなき未来
今、私は未来の可能性についてあらためて考えてみようと思う。コンサルタントとしてではなく、SF作家としてでもなく批評家でもなく、コンサルタントでありSF作家であり批評家でもある視点から、今、単線的に仮構され選びとられた、唯一無二の確定的な時間構造の間隙にこぼれ落ちた、亡霊のように不可視の領域を漂う、別様のあり方を伴う、無数の失われた未来を求めて。
著者 | 樋口恭介 |
出版元 | 晶文社 |
頁数 | 314頁 |
発行日 | 2020-05 |
ISBN13 | 9784794971777 |
ISBN10 | 479497177X |