ミンネのかけら
空が白むまで、ヴェイユの言葉に向き合った学生時代、はじめて、自分のための彫刻を注文したパリのアトリエ。東京を訪ねてきた陽気な旅人たちとのにぎやかなひと夏、そしてムーミンと出逢い、ヤンソンの翻訳をひとり始めてからの日々。ミンネ(記憶)をつないでいくと、過去は確かな輪郭をとって、現在のわたしに寄りそい、ときに励まし、ときに戒めてくれる。ちょっと風変わりな人びとの記憶をつなぐみずみずしいエッセイ集。
| 著者 | 冨原眞弓 |
| 出版元 | 岩波書店 |
| 頁数 | 255頁 |
| 発行日 | 2020-09 |
| ISBN13 | 9784000248921 |
| ISBN10 | 4000248928 |
