二十世紀日本語詩を思い出す

二十世紀の時間の記憶が見失われ、“終焉”言説が拡散するいま、どのような対抗的ヴィジョンが可能なのか―。日本語の構築と一体に進行した近代詩史を、蒲原有明、北原白秋らへの稠密な検証により再定位し、植民地主義の傷痕を伝える日本語文学の問題系から、朝鮮日本語詩、合州国移民詩の新しい風景をひらく。「現代詩手帖」好評連載を集成。百年に及ぶ“詩の時間”を凝視することによって、抵抗の論理を指し示す、渾身の力作評論。
著者 坪井秀人
出版元 思潮社
頁数 459頁
発行日 2020-09
ISBN13 9784783738220
ISBN10 478373822X

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