見出された縄文の母系制と月の文化

原始、女性は「太陽」をも統べる、輝く「月」だった。高群逸枝の女性史研究を継承し、先史縄文に“母系・母権”と“月の文化”、“コモンの社会像”を見出した著者の、生涯をかけた研鑽の足跡をつづる大著。バッハオーフェン、モルガン、エンゲルスにはじまり、以後の人類学の流れをたどり、さらには最新の考古学、歴史学、神話学、国文学、DNA研究、海民研究、アイヌ研究の業績を批判的に読解し、母系・母権的な縄文の社会と文化を描く「高良女性史論」の到達点。
著者 高良留美子
出版元 言叢社
頁数 534頁
発行日 2021-06
ISBN13 9784862090836
ISBN10 4862090834

関連記事