ふるさと球磨川放浪記
本書は、〈ふるさと〉とはどういう場所なのか、という日本人それぞれが抱く、自分の原点について深く掘り下げた好著である。著者自身も熊本県の〈球磨川〉という日本三大急流のすぐ近くで生まれ育ち、その川に育まれている。そして「川が天変地異に見舞われても、その川への愛着はなくならい」という、このことばは実に奥が深い。日本人が自分の内に
あるそれぞれの〈ふるさと像〉を、改めて考えさせてくれる内容になっている。城下町人吉、球磨焼酎、肥薩線、アユ漁、月明学校、源流と市房山など視点が多様な充実の一冊だ。
あるそれぞれの〈ふるさと像〉を、改めて考えさせてくれる内容になっている。城下町人吉、球磨焼酎、肥薩線、アユ漁、月明学校、源流と市房山など視点が多様な充実の一冊だ。
著者 | 前山光則 |
出版元 | 弦書房 |
頁数 | 326頁 |
発行日 | 2022-09 |
ISBN13 | 9784863292574 |
ISBN10 | 4863292570 |