オルバンのハンガリー
EU域内に権威主義国家がなぜ生まれたのか。中・東欧に位置するハンガリーでは、オルバン・ビクトル首相の下で独裁化が進んだ。冷戦終結後に築かれたはずの民主主義・法の支配・人権尊重の体制が、オルバンが首相に返り咲いて10年のうちに大幅に後退したのである。ハンガリーが加盟するEUや西欧諸国は、なぜハンガリーにおける民主主義の後退を食い止められなかったのか。本書では、EUの対応や欧州次元での政党運営、さらには中国やロシアとの関係にも触れながら解明を試みる。
著者 | 山本直 |
出版元 | 法律文化社 |
頁数 | 270頁 |
発行日 | 2023-05 |
ISBN13 | 9784589042712 |
ISBN10 | 4589042711 |