絶滅する「墓」
時の権力や死生観、土地や風土に根ざした習俗によって、日本ではじつに多様な葬送文化が育まれてきたのをご存じだろうか。土葬の現在から、肉体と魂を分けて埋葬する「両墓制」、沖縄の風葬やアイヌの男女別葬、無数の遺骨を粉末状にして固めた「骨仏」まで。全国各地を取材した著者が、滅びゆく日本の弔いの形を通して、日本人がいかにして死と向き合ってきたかを問いなおす。
著者 | 鵜飼秀徳 |
出版元 | NHK Shuppan |
頁数 | 279頁 |
発行日 | 2023-08 |
ISBN13 | 9784140887042 |
ISBN10 | 4140887044 |