移民船から世界をみる
航空機が身近になるまで、外国に行くには船に乗るしかなく、庶民にとって最も一般的な海外旅行は移民だった。数か月にわたる船旅で、彼らはどのような体験をしたのか。はじめて見る異国の風景、感染症の発生や食事をめぐる暴動、船内学校や運動会、赤道祭など、従来の移民研究からこぼれ落ちた移民船の体験について、航海日記や多くの資料を用い、その文明史的意味を考察する。
著者 | 根川幸男 |
出版元 | 法政大学出版局 |
頁数 | 295頁 |
発行日 | 2023-07 |
ISBN13 | 9784588603693 |
ISBN10 | 4588603698 |