群衆の居場所
1905〜1918年。日比谷焼打事件、大正政変、東京の米騒動。日露戦争勝利の興奮に沸き立つ東京。路面電車が走りショウウィンドウの煌めく銀座、日比谷、上野の大通りで、人びとは何をもとめ何に憧れたのか。「社会的事実としての群衆」に注目し、暴力から理性へ、大胆な視座転換によって、近代日本の都市騒乱を鮮やかに描き直す。
著者 | 中筋直哉 |
出版元 | 新曜社 |
頁数 | 284頁 |
発行日 | 2005-02 |