たをやめと明治維新

幕末明治の激動期を生き抜いた一人の農民女性の生涯を残された史料に即して丹念に追い、歌人・妻・母・養蚕家・平田門人・勤王家といったさまざまなアイデンティティをもったその姿を首尾一貫した「人生の展開」に押し込めることなく、葛藤と矛盾を孕んだ「人生の迫力」として描き出す。歴史の“常識”的見方に挑戦し、既存の“明治維新史”の解体と再構築を迫る待望の翻訳書。
著者 アン・ウォルソール
出版元 ぺりかん社
頁数 429頁
発行日 2005-06

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