カメラの旅人

ハリウッド的なスターシステムに背を向け、映像メディアの可能性を信じる仲間たちと、深い人間愛に満ちた作品を撮り続けてきたオーストラリアの映画監督ポール・コックスが、その半世紀にわたる旅のなかで重ねた思索をまとめたのが本書。コックスの代表作のひとつ「ある老女の物語」は1979年に岩波ホールでロングラン上映されている。人生が旅なら映画も旅、本書『カメラの旅人』はポール・コックスの自伝であり映画論であり、20世紀後半の激動を生き抜いた人生の先達が若い世代に送るメッセージともなっている。
著者 ポール・コックス
出版元 北沢図書出版
頁数 358頁
発行日 2006-11
ISBN13 9784873710242
ISBN10 4873710243

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