闇市の帝王

終戦直後、莫大な現金と戦勝国民としての特権を武器に、東京の一等地を次々と手中にした若き中国人がいた。上海をモデルに新橋「国際マーケット」をつくりあげた男は、尋常ならざる行動力で事業を展開し、敗戦国の繁華街に君臨する。男が異郷の地でめざしたものは何だったのか?「東京租界の帝王」と呼ばれた男の波瀾万丈の生涯を、本人の回想をまじえて描く出色のノンフィクション。
著者 七尾和晃
出版元 草思社
頁数 246頁
発行日 2007

関連記事