邪馬台国はどこですか?

伝説のデビュー作!

歴史の常識にコペルニクス的転回を迫る、

奇想天外な連作集


カウンター席だけの地下一階の店に客が三人。三谷敦彦教授と助手の早乙女静香、そして在野の研究家らしき宮田六郎。初顔合わせとなったその日、「ブッダは悟りなんか開いてない」という宮田の爆弾発言を契機に歴史談義が始まった……。回を追うごとに話は熱を帯び、バーテンダーの松永も教科書を読んで予備知識を蓄えつつ、彼らの論戦を心待ちにする。ブッダの悟り、邪馬台国の比定地、聖徳太子の正体、光秀謀叛の動機、明治維新の黒幕、イエスの復活――を俎上に載せ、歴史の常識にコペルニクス的転回を迫る、大胆不敵かつ奇想天外なデビュー作品集。


【目次】

悟りを開いたのはいつですか?

邪馬台国はどこですか?

聖徳太子はだれですか?

謀叛の動機はなんですか?

維新が起きたのはなぜですか?

奇蹟はどのようになされたのですか?


*本電子書籍は『邪馬台国はどこですか?』(創元推理文庫 新装新版 2024年8月30日初版発行)を底本としています。

著者 鯨統一郎
出版元 東京創元社
頁数 305頁
発行日 2024-08-30
ISBN13 9784488422073
ISBN10 4488422071

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