アメリカ文学と大統領
1789年4月、ジョージ・ワシントンが大統領就任演説を行って以降、アメリカの歴史は常に大統領とともにあった。行政府の長であり、米軍の最高司令官である彼らは、同時に国を表すアイコンであり、アメリカ的想像力の源でもあった。時代ごとの大統領が書き残してきた日記や手記、演説原稿、手紙や政治的文書の一群は、アメリカン・ナラティヴの系譜と不可分である。大統領をも文学者とみなし、大統領の歴史と文学思想史のスリリングな共犯関係を追い続けてきた巽孝之教授の薫陶を受けた26名の研究者が参集し、まったく新しいアメリカ文学史のかたちを切り拓く。
著者 | 巽孝之 |
出版元 | 南雲堂 |
頁数 | 530頁 |
発行日 | 2023-07-29 |
ISBN13 | 9784523293330 |
ISBN10 | 4523293333 |