生者のざわめく世界で

○ point 1
宗教学者が精神分析と出会ったら... なにが聞こえてくるだろう?

○ point 2
社会の“心のざわめき”を映すロードムービー

◆ Introduction
大震災。地が人を押しつぶし、海が人を呑み込んだ。そこには原発がある。なぜ、津波の来る所に原発はあるのか? ――本書は今、3.11東日本大震災をふたたび眼差して、人と社会の根源を問います。生はどのように死を受け留めるか? 民主主義のいうところの平等はどのように実現できるか? ――死者と生者の関係を、精神分析の“転移”現象になぞらえ、「感情の絆」の形を、震災十余年を経た《社会の心のざわめき》という視点から論じます。宗教学者が「見えないもの」を語る時、何が聞こえるでしょう...。災害の臨床社会考!

◆ Message
☆13年にわたる被災地でのリアルな取材・交流をふんだんに盛り込んだ「臨床」宗教論
☆現地の報道・逸話から、夕鶴「おつう」の物語、そして現代思想まで!
著者 磯前順一
出版元 木立の文庫
頁数 312頁
発行日 2024-03
ISBN13 9784909862334
ISBN10 4909862331

関連記事