北里柴三郎と感染症の時代
国家衛生の実現に邁進した生涯。細菌学や衛生学の分野で偉大な功績を残し、「近代日本医学の父」として知られる北里柴三郎。慢性伝染病であるハンセン病と結核、急性伝染病であるペストとインフルエンザ、そしてコレラやジフテリアなどに対し、北里および研究所員らはいかに向き合い、新たな知を発見しようと努めたか。現代の公衆衛生、コロナ・ワクチン、ハンセン病訴訟等と絡めつつ、そのプロセスを追いかけた日本医療社会史の労作。
著者 | 新村拓 |
出版元 | 法政大学出版局 |
頁数 | 282頁 |
発行日 | 2024-05 |
ISBN13 | 9784588312168 |
ISBN10 | 4588312162 |