青嵐会秘録
一九七三年七月、自民党の若手議員らが派閥を超えて結成した保守政策集団「青嵐会」。ときの首相・田中角栄による日中国交回復や金権政治体質に対して公然と異を唱え、結成時には結束の強さを示す血判を行い、社会に衝撃を与えた。しかし、結成時の鮮烈さとは対照的に、政局の大勢を転換することなく、わずか六年で挫折。自民党政治を党内から改革するために立ち上がった中川一郎、石原慎太郎、渡辺美智雄、中山正暉、浜田幸一、玉置和郎ら個性的な政治家たちの言動、そして青嵐会消滅に至るまでの軌跡を気鋭の政治学者がたどる!
著者 | 菅谷幸浩 |
出版元 | 並木書房 |
頁数 | 348頁 |
発行日 | 2024-09 |
ISBN13 | 9784890634538 |
ISBN10 | 4890634533 |