9・11/夢見る国のナイトメア

アメリカ文学に戦争小説の傑作が多いのは、アメリカが戦争をたくさんしてきたから、そしていつもしているからということのほかに、アメリカ社会が戦争や軍隊をなぞって「経営」されているという事実がある。戦争、戦争、戦争...それは大統領選に、金融危機に置き換えられようとしている。世界中のテレビの前でニュースに見入っている人たちにも筋がわかるドミノ倒しの連鎖ドラマ。二十一世紀、北米は「戦争」から自由になれるのか。アメリカ文学に常に既に潜在する「戦争」を「翻訳」する。
著者 千石英世
出版元 彩流社
頁数 309頁
発行日 2008-11
ISBN13 9784779113826
ISBN10 4779113822

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