風と環境の民俗

「キタニシが吹くとイワシが岸近くに寄る」「ヤマゼは冷害をもたらす」など、日本人は昔から風を感じてその知恵を農業や漁業などの生活に役立ててきた。風の伝承が人びとの暮らしをどう支えてきたのかを、全国の事例を用いて詳細に分析。人びとが自然知をどのように獲得し、有効に利用してきたのかを考察し、人間と自然環境との関係を探り出す。
著者 中山正典
出版元 吉川弘文館
頁数 259頁
発行日 2009-08-20

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