手妻のはなし
手妻、それは日本人が考え、独自に完成させたマジックのこと―古くは奈良平安期の散楽、猿楽に遡り、その後、大道芸として発展、江戸期に娯楽見世物となり大成した大衆芸能である。「水芸」「浮かれの蝶」「呑馬術」など精緻を極めるトリックの数々―時代の変遷と共に奇術としての芸はどのように進化していったか、また日本人はエンターテイメントとして何を求めてきたのか...唯一の継承者がその発展、消長を振り返る。
著者 | 藤山新太郎 |
出版元 | 新潮社 |
頁数 | 359頁 |
発行日 | 2009-08 |
ISBN13 | 9784106036477 |
ISBN10 | 4106036479 |