近代政治の脱構築
世界的に注目を集めるイタリア現代思想にあって、ひときわ光彩を放つロベルト・エスポジト。本書は、彼の主著である三連作『コムニタス(共同体)』『イムニタス(免疫)』『ビオス(政政治)』のエッセンスがわかり、かつ、最新作『三人称』にいたる道筋をも示す、エスポジト哲学にもっとも入りやすい著作である。フーコーによって提起され、アガンベンや、ネグリの『帝国』によって展開された「生政治」の思考は、どのように深化・進展するのか。そこに、「免疫」という視点はどのようにからむのか。九・一一とは、ナチズムとは...。もっともスリリングな政治哲学への招待―。
著者 | ロベルト・エスポジト |
出版元 | 講談社 |
頁数 | 290頁 |
発行日 | 2009-10-10 |
ISBN13 | 9784062584517 |
ISBN10 | 4062584514 |