記事 2023-10-13
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『家庭用安心坑夫』という異質なタイトルに惹かれて手に取ってみたはいいが、初めから終わりまで「安心」できるような箇所は一つもなかった。「家庭」という言葉の暖かさもこの本には似合わないように感じた。そして...
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本書は、「なぜ入管収容所では、収容者にたいする暴力や死亡に至るまでの放置といった扱いが繰り返し起こるのだろうか。」について、社会学、政治学などのアプローチから学術的な考察をしている。そして、入管行政に...
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敗戦と被占領という国家や共同体の危機に際して、まずもって作られたのが「性の防波堤」であった。本書の第一章では占領直後からこの「防波堤」作りに邁進する敗戦国日本の有り様が実証的に描き出される。著者の前...
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一九九八年にポルトガル語圏で初めてノーベル文学賞を受賞した作家ジョゼ・サラマーゴが二〇〇四年に発表した『見ること』は、その原題En―saio sobre a Luci―dez(直訳すれば「明晰につい...
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日本人のどれだけの人が、イラクという国を知っているだろうか。大方の人は、中東の「怖い国」と感じているかもしれない。評者自身もそうした一人であった。 全国紙記者時代、9・11米同時多発テロ事件...
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