
久野収
★くの・おさむ=思想家・評論家
一九一〇(明治四三)年六月大阪生まれ。一九三四年京都帝国大学文学部卒業。在学中、学生を組織して滝川幸辰教授の休職に対する反対運動を起こしたが、弾圧された。三五年『世界文化』誌、三六年『土曜日』紙の創刊に参加。京都を中心に反ファッショの文化運動を進めたが、三七年治安維持法違反で検挙、投獄された。
戦後の四九年に学習院大学講師となり哲学を講じ、また同年に結成された「平和問題談話会」のメンバーとして日本国憲法の原理にたった全面講和や非武装中立の実現を目ざして活動した。
著書に『憲法の論理』『平和の論理と戦争の論理』『歴史的理性批判序説』など。対談の名人としても知られ、多くの対談集を残した。
本紙に掲載された久野の著書の書評として海老坂武氏による『日本遠近』、佐高信氏による『久野収対話史 全二巻』など。
著者/編者としても活躍されています
- 久野収 評者