田村隆一

 ★たむら・りゅういち=詩人

 一九二三(大正一二)年東京生まれ。明治大学文芸科卒業。府立三商時代に北村太郎らと詩作を始め、村野四郎らの『新領土』、中桐雅夫、鮎川信夫らの『LE BAL』などに参加。学徒出陣で海軍予備学生として終戦を迎え、一九四七年には黒田三郎、鮎川信夫、中桐雅夫、北村太郎、木原孝一と月刊『荒地』を創刊、戦後詩の旗手として活躍した。

 五六年には第一詩集『四千の日と夜』を刊行。六二年刊行の『言葉のない世界』で第六回高村光太郎賞、八四年刊行の『奴隷の歓び』で第三六回読売文学賞、九二年刊行の『ハミングバード』で第一一回現代詩人賞を受賞。ほかの著書に『緑の思想』『死語』など。アガサ・クリスティやエラリー・クイーンなどの推理小説の翻訳も多くある。

 本紙には、『西脇順三郎全詩集』、堀田善衞『方丈記私記』、富岡多恵子『女子供の反乱』、横尾忠則『なぜぼくはここにいるのか』などの書評などを寄稿。

評者としても活躍されています

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