
丸谷才一
★まるや・さいいち=小説家・英文学者
一九二五(大正一四)年八月山形生まれ。本名は根村才一。東京大学英文科卒業。ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』(共訳)などを訳出し注目される。作家としては日本的な私小説の伝統を批判する小説を手がけた。
六八年に「年の残り」で第五九回芥川賞を受賞。ほかにも七二年『たった一人の反乱』で第八回谷崎潤一郎賞、七四年『後鳥羽院』で第二五回読売文学賞、八五年『忠臣藏とは何か』で第三八回野間文芸賞、八八年「樹影譚」で第一五回川端康成文学賞などを受賞。二〇〇六年文化功労者に選出、二〇一一年文化勲章を受章した。
本紙には、トルーマン・カポーティ『ティファニーで朝食を』、北杜夫『遙かな国 遠い国』、アイリス・マードック『イタリアの女』などの書評を寄稿。本紙に掲載された丸谷作品の書評として安東次男氏による『エホバの顔を避けて』、亀井秀雄氏による『たった一人の反乱』など。
評者としても活躍されています
- 丸谷才一 著者/編者