石牟礼道子

 ★いしむれ・みちこ=小説家

 一九二七(昭和二)年三月熊本生まれ。谷川雁の「サークル村」に参加しつつ、一九六八年には水俣病市民会議を結成。その翌年、水俣病患者からの聞き書きをまとめた『苦海浄土 わが水俣病』を発表。表現をもたない患者の代弁者として水俣病を描ききった。七四年には『天の魚』、七六年には『椿の海の記』を発表し、水俣病患者を描いた三部作を完成させた。二〇〇一年には環境破壊による生命系の危機を訴えた創作活動が評価され、第七二回朝日賞を受賞。翌〇二年には『はにかみの国 石牟礼道子全詩集』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。

 ほかの著書に『草のことづて』『石牟礼道子歳時記』『西南役伝説』などがある。

 本紙では、二〇一一年二月二五日号巻頭特集「近代という病を見つめて」で石牟礼氏のインタビューなどを掲載。また本紙に掲載された石牟礼作品の書評として最首悟氏による『あやとりの記』など。

評者としても活躍されています

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