お知らせ
【What’s New!】週刊読書人2025年7月4日号


【特集】
対談=末永蒼生×細谷修平
<反万博の渦の中で見通したこと>
加藤好弘著、細谷修平編『反万博の思想 加藤好弘著作集』(河出書房新社)刊行を機に
【本紙イントロより】
戦後前衛芸術・アングラ界の最重要グループ〈ゼロ次元〉の全貌に迫る加藤好弘著、細谷修平編『反万博の思想 加藤好弘著作集』(河出書房新社)刊行を機に、色彩心理研究家の末永蒼生氏と、本書編者で美術・メディア研究者の細谷修平氏に対談いただいた。(構成=細谷修平)(編集部)
※紙面に掲載した関連画像は本書フォト・アーカイブより。
【編集室から】
大阪・関西万博をどこか白けた目で見ているのは私だけではないでしょう。加藤好弘さんや、今回対談に登場いただいた末永蒼生さんらのような70年万博に対する強烈な〝抵抗〟を目にする機会も少なく感じます。
その意味でも、500頁超2段組の本書に収録された文章、豊富な写真群が放つ熱量、今回の対談での末永さんの証言は重要です。万博とは一体何なのか。今一度考える機会になりました。(M)
【今週の読物】
▽友利昴氏に聞く『日本知的財産史事典』(日外アソシエーツ)の魅力(8)
▽追悼=桶谷秀昭(川村湊)(7)
◇連載=「ルイス・ブニュエルが撮影した人々」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)397(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=「読書人を全部読む!」1(山本貴光)(6)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 697(横尾忠則)(7)
◇連載=百人一瞬 Crossover Moments In mylife 69・張旭東(小林康夫)(7)
◇連載=American Picture Book Review 98(堂本かおる)(7)
【今週の書評】
〈3面〉
▽半田滋著『パラレル』(鍛治一郎)
▽バルバラ・カッサン著『ひとつ以上の言語』(馬場智一)
▽髙良沙哉著『沖縄 軍事性暴力を生み出すものは何か』(中道寿一)
〈4面〉
▽髙坂博史著『新冷戦をこえて』(岩間陽子)
▽岩内章太郎著『星になっても』(頭木弘樹)
▽イリナ・グレゴレ著『みえないもの』(みやこうせい)
〈5面〉
▽スティーヴン・キング著『フェアリー・テイル 上・下』(古山裕樹)
▽朝比奈秋著『受け手のいない祈り』(水原 涼)
▽吉田耕太郎・西尾宇広・福岡麻子・藤原美沙編著『フィクションとしての家族』(泉谷 瞬)
〈6面〉
▽太田充胤著『踊るのは新しい体』(鮎川ぱて)
▽荻野昌弘・足立重和・山泰幸編著『破壊の社会学』(德宮俊貴)