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【What’s New!】週刊読書人2025年10月3日号

【What’s New!】週刊読書人2025年10月3日号

【特集】
蓮實重彥氏に聞く(聞き手=伊藤洋司)
<「内田吐夢論」への思い、「フィルム的現実」とは何か>
『日本映画のために』(岩波書店)刊行を機に

【本紙イントロより】 
 映画批評家・フランス文学者の蓮實重彥氏が『日本映画のために』(岩波書店)を九月一七日に上梓した。四〇年にわたる論考を編纂した、著者初の日本映画論集成となる。蓮實氏にお話をうかがった。聞き手は中央大学教授の伊藤洋司氏にお願いした。(編集部)

【編集室から】

 蓮實重彥さんと伊藤洋司さん、おふたりによる〈映画対話〉を、これまで幾度、傍らで拝聴する僥倖に恵まれただろうか。話題に上った作品を「観たい」と毎回思わせる、その発言の巧みさに、肯くことしきりである。今回、故・青山真治監督の作品が話題となったが、青山監督が亡くなってから三年半が経つ。時の流れは早いものである。青山監督追悼号でも、おふたりにお話しいただいた。黒沢清監督には、是非とも「時代劇」を撮っていただきたい。どんな映画となるか。妄想するだけでも楽しいのである。(A)

【今週の読物】

▽ 『黒い蜻蛉』(佼成出版社)刊行をめぐって(寄稿=ジーン・パスリー/インタビュー=小宮 由)(8)
◇連載=「映画を作る上で重要なこととは何か」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)408(聞き手=久保宏樹) (5)
◇連載=〈書評キャンパス〉三浦綾子『母』(髙野里奈)(5)
◇連載=「読書人を全部読む!」8(山本貴光)(6)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 709(横尾忠則)(7)
◇連載=百人一瞬 Crossover Moments In mylife 81 ミケル・バルセロ(小林康夫)(7)
◇連載=American Picture Book Review 101(堂本かおる)(7)

【今週の書評】

〈3面〉
▽竹内幸絵著『広告の昭和』(塚田由佳)
▽土屋敦・坂田勝彦編著『〈病と戦後〉の歴史社会学』(宝月理恵)
▽ジャック・ランシエール著『美学における居心地の悪さ』(小林成彬)
 〈4面〉
▽貴志俊彦著『戦争特派員は見た』(石本理彩)
▽橘生子著『1964年ブラジル・クーデタと民主体制の崩壊』(菊池啓一)
▽エディス・ウィダー著『深海の闇の奥へ』(瀬戸内千代)
 〈5面〉
▽渡邊英理著『到来する女たち』(竹内栄美子)
▽黒川創・瀧口夕美編『加藤典洋とは何者だったか?』(長瀬 海)
▽野沢啓著『大岡信とことばの詩学』(岡本勝人)
 〈6面〉
▽門本泉著『臨床犯罪心理学』(掛川直之)
▽長村裕佳子・坪谷美欧子・蘭信三編著『多文化共生と民族的マイノリティ』(小川玲子)
▽フランツ・ヘッセル著『ベルリン散歩』(坂本彩希絵)

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