お知らせ
【What’s New!】週刊読書人2025年12月5日号

【特集】
鼎談=絓 秀実・中島 一夫・梶尾 文武
<三島由紀夫のパレーシア>
三島由紀夫生誕一〇〇年/「文化防衛論」における「言論の自由」について考える
【本紙イントロより】
三島由紀夫生誕100年、没後55年。いわずとしれた国民的作家の遺した創作の数々は、いまだに議論の対象になり、作家、評論家、研究者とわず盛んに語られる。
今回、文芸評論家の絓秀実氏の発案で、「文化防衛論」における「言論の自由」について考えるべく、絓氏、近畿大学教授の中島一夫氏、神戸大学大学院准教授の梶尾文武氏による鼎談を、憂国忌を目前に控えた11月16日に実施した。(編集部)
【編集室から】
11月16日、秋晴れの日曜のお昼に実施した今回の鼎談は、絓さんの希望により対面で行いました。今回の対談のために遠路はるばるお越しいただいた中島さん、梶尾さんにはこの場を借りて改めて御礼申し上げます。鼎談自体は和やかながらも白熱した議論が展開し、あの場にとどめておくのがもったいないほどの内容でした。
巻頭の三島の写真は弊紙創刊10周年特集(1968年11月4日号)の時に撮影されたものです。読書人WEBの有料会員ならその記事をお読みいただけますので、この機会にぜひ会員登録をお願いいたします!(M)
【今週の読物】
▽座談会=梅澤亜由美×大木志門×掛野剛史×山岸郁子 『「文豪とアルケミスト」を本気で考えてみた』(ひつじ書房)(8)
▽論潮・12月(高木駿)(3)
▽文芸・12月(山田昭子)(5)
◇連載=「批評「愛する技」の意味するもの」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)417(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉佐藤仁『争わない社会』(須磨千草)(5)
◇連載=「読書人を全部読む!」16(山本貴光)(6)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 718(横尾忠則)(7)
◇連載=百人一瞬 Crossover Moments In mylife 90・丹生谷貴志(小林康夫)(7)
◇連載=American Picture Book Review 103(堂本かおる)(7)
【今週の書評】
〈3面〉
▽野口良平著『列島哲学史』(大胡高輝)
▽井野博満著『脱原発の技術思想』(佐藤嘉幸)
〈4面〉
▽木崎良平著・木崎弘美編『天保北前船漂民』(岡部克哉)
▽西谷修・工藤律子・矢野修一・所康弘著『グローバルサウス入門』(磯野生茂)
▽山本勉著『運慶講義』(大河内智之)
〈5面〉
▽ジェイムズ・モロウ著『ヒロシマめざしてのそのそと』(冬木糸一)
▽フランチェスカ・スコッティ著『亀たちの時間』(上原尚子)
〈6面〉
▽クレア・マックール/レイチェル・ワイズマン著『オックスフォードの女性哲学者たち』(槇野沙央理)
▽引地達也著『わたしたちのケアメディア』(金山智子)
▽西方ちひろ著『ミャンマー、優しい市民はなぜ武器を手にしたのか』(吉井千周)
