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【読書人WEB特別編】小芝風花カレンダー記者発表会完全版

【読書人WEB特別編】小芝風花カレンダー記者発表会完全版

小芝風花カレンダー2026『Flower』(マガジンハウス刊)

 話題作への出演が続く俳優・小芝風花の、デビュー15周年アニバーサリーイヤーとなる2026年のカレンダー。
 作品によってさまざまな役柄を演じ分ける彼女が、“咲き誇る瞬間の花”が持つ6つのイメージを表現。
 小さなバラと共に可憐に、風に揺れるかすみ草と共にのびのびと、大きく鮮やかに咲くダリアと共に力強く――。軽井沢の豊かな自然の中で見せた多彩な表情を、フォトグラファーの酒井貴生氏が撮り下ろしました。
(Amazonより)

読書人WEB特別

 十二月十三日、東京・代官山蔦屋書店で、女優・小芝風花さんの二〇二六年カレンダー『Flower』の記者発表会が開催された。発表会の後には、「カレンダーお渡し会」も開かれ、多くのファンで賑わった。

 「二〇二五年は、小芝風花の年であった」――そう言ってもいいだろう。デビュー十五周年を迎え、初のNHK大河ドラマ出演(『べらぼう』の花魁・花の井―瀬川役)に加えて、ドラマ『私の夫と結婚して』(主演・神戸美沙役)が特に心に残る。その小芝が〝花〟をテーマにしたカレンダーを刊行した(撮影=酒井貴生、マガジンハウス、三三〇〇円)。「カレンダーを手に取っていただいた方の一年を一緒に過ごさせていただくので、めくるたびに華やかでワクワクするようなカレンダーにしたい」(小芝)という思いがあったという。総五二カット収録された写真の中で、小芝自身のお気に入りは、表紙をめくった「一月の下のカット」だというが、すべての写真が〝ベスト・ショット〟で、豊かな表情とその魅力を伝える。カレンダーには二ヵ月ごとに、小芝本人からのメッセージも付されており、春夏秋冬、一年を通して、心を癒してくれるつくりとなっている。

 記者会見の一問一答は以下――。

   *

 ――今回の『Flower』は、咲き誇る瞬間の花が持つイメージを表現したカレンダーとなっています。〝花〟というテーマは、小芝さんからのご提案でもありました。なぜお花をテーマにしようと思われたのでしょうか。

 小芝 カレンダーを手に取っていただいた方の一年を一緒に過ごさせていただくので、めくるたびに華やかでワクワクするようなカレンダーにしたいなっていう思いがありました。お花は種類も色も本当にとりどりで、見るだけで癒されるので、めくる楽しみを感じられる、そういうカレンダーにしたいなと思って、お花にしました。

 ――普段、どういった瞬間にお花に癒されたり、力をもらったりされていますか。

 小芝 お仕事の現場で花束をいただくことがあるので、私は、それをちょっとずつ花瓶に、自分なりに、わけて飾るんです。お花を綺麗だなと思えるのは、心の余裕がないとなかなかできません。忙しい中で、花瓶に飾った花がパッと目に入ってきて、「あっ、綺麗」と思えた時に、ちょっと安心するというか、お花が綺麗だと思える余裕があるんだって、いつもお花に元気をもらっています。

 ――カレンダーには、さまざまなパターンのお花のイメージが表現されています。特にお気に入りのカットを教えてください。

 小芝 これは瞬殺で決めました(笑)。めくってすぐの一月の下のカットです。もともとカスミソウが大好きで、カスミソウの花束と、その色に合わせた衣装で、緑の(森の)中に佇んでいる。すごく爽やかで、大好きなカットです。ぜひ見てみてください。

 ――カレンダー撮影はまだ暑さも残る九月に、自然豊かな軽井沢の方で二日間にわたって行われました。撮影中に印象に残っていることをお聞かせください。

 小芝 本当に贅沢な撮影期間で、一泊二日で撮らせていただいたんですけど、何も時間に追われてなくて、ご褒美ですかっていうぐらいゆっくりさせていただきました。特に、ご飯がすっごくおいしかったですね。お昼ご飯は、みんなでコの字型になって、食べたいものを取って食べるスタイルだったんですけれど、それも学校のお昼ご飯休憩みたいな感じですごく楽しかった。夜ご飯も贅沢で、メニューを見ているだけでも惹かれるものがたくさんありました。私は旬のキノコと牛しゃぶしゃぶみたいなのを頼ませていただきました。見たことのないキノコが出てきて、それがすごく弾力があって、香りも豊かで、美味しかったのを覚えてます。

 ――ゆっくりと余裕のあるスケジュールでの撮影は珍しいことなのですか。

 小芝 珍しいと思います。カレンダーって、一日のうちにパーって衣装を変えて撮っていくイメージがあります。だけど今回は、本当に自然豊かな場所でゆったり撮らせていただいたので、お仕事なんだけど、リフレッシュというか、結構のびのびした表情の写真がたくさん撮れたんじゃないかなと思います。

 ――二〇二五年は大河ドラマへの初出演など、小芝さんにとって新たな環境での挑戦も多かった年なのではないかと思います。これまでと今年で、心境の変化などはありますか。

 小芝 作品がオンエアされている時って、皆さんのコメントとかをSNSで見たりします。その反応を見ていて思ったのは、本当に細かい感情の機微だったり、細かい所作だったり、こだわればこだわるほど、ちゃんと視聴者の方が受け取ってくださるんだっていうことを実感しました。撮影しているときはすごく苦しかったり、細かいところまでこだわって演じていても、伝わるかなって不安だったりすることもあったんですけれど、一生懸命臨めば臨むほど受け取ってくださる。そのことを改めて実感できた年だったので、これからも、ひとつひとつのお仕事や役と丁寧に向き合っていきたいと強く思った年でした。

 ――そういった視聴者の感想はやっぱり力になりますか。

 小芝 めちゃくちゃ力になりますね。今回も、イベントで皆さんとお会いできる機会がすごく久しぶりで、カレンダーを出させていただくこと自体も結構久しぶりなので、買ってくれるかな、会いに来てくれるかなって不安だったんです。でも「行くよ」って声をかけてくださったりすると、そのコメントを見て、会場にくるのがすごく楽しみでした。

 ――二〇二五年はいろいろな挑戦もあったかと思います。ご自身を自分で褒めてあげるとしたら、何という言葉をかけますか。

 小芝 大きな病気もせず、なんとか走り切れたので、「よくぞ頑張った!」と言ってあげたいです。

 ――このカレンダーの中には、季節にちなんだ小芝さんからのメッセージが二カ月ごとに入っています。たとえば二月には、「布団にくるまって食べるアイスって最高だよね」という可愛らしいメッセージが入っています。春夏秋冬の十二カ月の中で、この季節のこの行事ははずせないといったこだわりはありますか。

 小芝 あんまりこだわりがない方なんですけど、夏にかき氷を食べるのが結構好きです。今流行っているフワフワ系の大きいものじゃなくて、氷がザクザクしていて、軽い器に入ってるかき氷が大好きです。だから〝氷〟っていう暖簾がかかりはじめるとちょっとワクワクしはじめます。私はいつもレモンにミルクを追加して食べてます。大好きです。

 ――間もなく年末となりますが、理想的な年末年始の過ごし方などがあれば教えてください。

 小芝 我が家は毎年三一日に、シャブシャブとカニシャブシャブと、二種作るのを恒例にしています。今年も家族でそれを食べるのと、日付が変わった瞬間に氏神様にお参りに行くのが恒例行事で、今年もそうします。

 ――最後に、二〇二六年にこれだけは必ず実現させたいということがあればお聞かせください。

 小芝 家族旅行は絶対したくて、今年やっと家族で旅行に行ける機会があって、すごくいい時間だったんですよね。何も気にせず、ゆったりまったり、沖縄の方に行きました。シュノーケリングをしてみたり、初体験のことをして、経験したことのないことがたくさんあるんだなと思いました。また家族でいろんなことしたいねっていう話をしていたので、来年も旅行には行きたいですね。今は旅行欲がめちゃめちゃ高まっていて、それこそ四七都道府県を全部回りたいっていう思いもあるし、海外であればバリ島とかリゾート地にも行ってみたい気になっています。

(おわり)

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