お知らせ
【What’s New!】週刊読書人12月22日号
【特集】
鼎談=宮台真司・苅部直・渡辺靖
<分断される時代の先にあるもの>
二〇二三年回顧総特集
◇論潮(森脇透青)◇文芸(山﨑修平)◇2023年出 版動向(丸島基和)◇マスコミ(鈴木雄雅)(3)
◇外国文学=▽英文学(下楠昌哉)▽アメリカ(長岡真吾)▽フランス(塚本昌則)▽中国(山口守)▽韓国
(佐野正人)▽ロシア(髙田映介)▽ラテンアメリカ(立林良一)(4・5)
◇ノンフィクション(武田徹)◇児童文学(土居安子)◇短歌(藤原龍一郎)◇俳句(浅沼璞)(6)
◇ミステリー(古山裕樹)◇SF(冬木糸一)◇時代小説(末國善己)◇詩(和合亮一)(7)
◇哲学(檜垣立哉)◇政治学(吉田徹)◇経済学(塚本恭章)◇社会学(好井裕明)(8)
◇芸術=▽美術(河本真理)▽音楽(小宮正安)▽演劇(高橋宏幸)▽写真(タカザワケンジ)▽映画 (伊藤洋司)◇ジェンダー(青本柚紀)◇科学技術(斎藤光)(9)
◇日本史=▽古代史(木本好信)▽中世史(櫻井彦)▽近世史(福留真紀)▽近代以後(阿部安成)◇西洋史(鈴木楠緒子)◇東洋史(関智英)(10)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)(8)
◇連載=〈書評キャンパス〉新渡戸稲造著『武士道』(須磨千草)(10)
巻頭特集は
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鼎談=宮台真司・苅部直・渡辺靖
<分断される時代の先にあるもの>
二〇二三年回顧総特集
【本紙イントロより】
「年末回顧総特集号」をお送りします。学術・思想・文学・歴史・芸術など、ジャンルごとに一年を振り返ります。1・2面では、宮台真司東京都立大学教
授、苅部直東京大学教授、渡辺靖慶應義塾大学SFC教授の三氏に鼎談をお願いしました。(編集部)
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お待ちかね、2023年の年末回顧号が今年もできました。先週発売の年末アンケート号と合わせて、今年注目の本の情報をぜひチェックしてみてください。
巻頭はおなじみの鼎談です。冒頭でも話題が出ていますが、昨年の鼎談のときは宮台真司さんが暴漢に襲撃される直前に収録されたこともあり、今回はその事件の顛末からお話がはじまります。宮台さんは次のように語ります。
「傷は治りましたが、リハビリは一生らしい。僕は事件自体にあまり驚きませんでした。」
そこから、犯人の背景を客観的に分析し、現在の社会構造の問題にまで話を落とし込んでいきます。また、事件後にこの3人でメールをしたことについても明かされます。渡辺さん、苅部さんは宮台さんに何を聞き、宮台さんはどう答えたか。ぜひ本編でお楽しみください。
その後、話は今年注目を集めた生成AIについての議論にうつります。この点はここ数年議論されてきたメタバースの問題の延長でもあり、継続してこのテーマで話し合われていくであろうことは想像されます。
最後は現在のパレスチナ情勢について。ロシア/ウクライナとイスラエル/パレスチナの戦争の構造の違いとは。今年も最後まで必読の鼎談をお届けしますので、ぜひお見逃しなく!