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【What’s New!】週刊読書人2026年4月3日号

【特集】
寄稿=末近 浩太(1面)/松永 泰行(1~2面)/三牧 聖子(2面)
<許されざる背信的攻撃>
イラン情勢をめぐって
【本紙イントロより】
2026年2月28日、アメリカとイスラエルがイランへの大規模空爆を開始した。攻撃によりイランの最高指導者アリー・ハーメネイー師を殺害。市民が暮らす市街地にも爆撃は降り注ぎ、都市のインフラを寸断している。
中東(西アジア)地域研究を専門とする立命館大学教授の末近浩太氏と東京外国語大学大学院教授の松永泰行氏、アメリカ政治に詳しい同志社大学教授の三牧聖子氏に、イラン情勢について寄稿をお願いした。(編集部)
【編集室から】
果たして現在は、戦争を忘れてしまった時代なのか、戦争に慣れてしまった時代なのか。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まったのは二〇二二年。二〇二三年にはイスラエル軍によるガザ地区への虐殺が始まり、今なおどちらも終わっていない。そして二〇二六年、米国とイスラエルがイランへの大規模空爆を開始。イランも反撃に動き、ホルムズ海峡は事実上封鎖状態に。一方で、終戦から八〇年が経つ日本はといえば、SNSで影響力のあるアカウントが「戦争反対」と投稿するだけで炎上するような社会へと変貌しつつある。戦争を忘れ、暴力に慣れた世界が行く先は破滅しかない。当たり前であっても、「戦争反対」の意思を表明する行為には意味がある。(N)
【今週の読物】
▽著者から読者へ=『金子堅太郎』(浦辺登)(8)
◇連載=「映画を楽しめない専門家たち」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)431(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉綿矢りさ『生のみ生のままで』(山口拓海)(5)
◇連載=「読書人を全部読む!」25(山本貴光)(6)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 732(横尾忠則)(8)
◇連載=American Picture Book Review 107(堂本かおる)(8)
【今週の書評】
〈3面〉
▽高原太一著『砂川闘争とは何か』(大野光明)
▽磯前順一著・吉田亮人写真『京都 祈りと差別の千二百年』(小松和彦)
〈4面〉
▽似鳥雄一著『税と権力』(田中秀臣)
▽沖縄映画研究会(世良利和・名嘉山リサ・藤城孝輔)編『千葉真一、南へ』(雑賀広海)
▽沼野夏生著『「雪調」の群像』(小幡圭祐)
〈5面〉
▽礒崎純一著『幻想文学怪人偉人列伝』(倉数 茂)
▽腹巻猫著『劇伴音楽入門』(山崎 晶)
▽黄晳暎著『マテニ10号 上・下』(相川拓也)
〈6面〉
▽キャロル・J・クローヴァー著『男と女とチェーンソー』(福田安佐子)
▽西田博至著『映画の閾穴』(伊藤弘了)
▽伊勢功治著『瀧口修造と前衛写真』(三木 学)
