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【What’s New!】週刊読書人2026年4月10日号

【What’s New!】週刊読書人2026年4月10日号

【特集】
小出裕章ロングインタビュー(聞き手=佐藤嘉幸)
<原発と日本の社会運動>
科学者としてどのように反原発活動に関わってきたか

【本紙イントロより】 
 東日本大震災による津波に端を発する福島第一原子力発電所事故から、一五年を迎えた。能登半島地震(二〇二四年)の震源近くの珠洲市では、原発建設が計画されていたことも記憶に新しい。建設を阻止したのは、住民らの長年にわたる根気強い反対運動だった。日本は地震大国である。四月一日にも、茨城県南部を震源とする、震度5弱の地震が発生したばかりだ。果して、この危険な列島で、原発を稼働し続けてもよいのだろうか。学生時代から反原発活動に携わってきた小出裕章氏(元京都大学原子炉実験所助教)に、自らの運動の歴史を振りかえっていただきながら、お話を伺った。聞き手は、筑波大学准教授の佐藤嘉幸氏にお願いした。(編集部)

【編集室から】

 小出裕章さんへのインタビューは、前日までの雪が道路にまだ残る、松本の街で行われた。颯爽と現れた小出さんは、佐藤嘉幸さんの質問に、常に明確に答えてくれた。二日間にわたって、計十時間の対話である。自らが信じた〝夢〟が間違っていたことを認めるときの心の内は、さぞや複雑だったろう…。南海トラフ沿い(静岡県から宮崎県沖)では、今後三十年以内にマグニチュード8~9クラスの地震発生率が70~80%になるという予測がある。そのような地帯に原発を建て、稼働させるなど悪魔の所業としか言いようがない。今一度立ち止まって考えなければならない。(A)

【今週の読物】

▽論潮・4月(高原太一)(3)
▽文芸・4月(松田樹)(5)
▽著者から読者へ=『辞書で身につく本当の英語力』(石原健志)(8)
▽映画時評・4月(伊藤洋司)(8)
◇連載=「ビジネスマンになった批評家」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)432(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉森岡毅『苦しかったときの話をしようか』(阪田勇治)(5)
◇連載=「読書人を全部読む!」26(山本貴光)(6)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 733(横尾忠則)(8)

【今週の書評】

 〈3面〉
▽澤野正樹著『ドゥルーズ入門』/堀千晶著『ジル・ドゥルーズ』(松本潤一郎)
 〈4面〉
▽竹田美文著『明治・大正・昭和の細菌学者たち』 (塩野麻子)
▽大橋史恵・堀芳枝編著『フェミニスト政治経済学』(李 亜姣)
▽井手口彰典著『接続の絆・切断の夢』(宮入恭平)
 〈5面〉
▽小峯和明著『中世絵画物語論』(石井正己)
▽河﨑秋子著『夜明けのハントレス』(太田靖久)
 〈6面〉
▽佐藤義之著『生きるための意識とクオリア』(植村玄輝)
▽橋爪大三郎著『社会』(湯山光俊)
▽伊藤亜紗著『体の居場所をつくる』(頭木弘樹)
 〈7面〉
▽鹿島茂著『『共同幻想論』に挑む』(四方田犬彦)
▽酒井杏郎編著『代島治彦の奇妙な謝罪』(古賀 暹)

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