お知らせ
【What’s New!】週刊読書人2026年10月23日号

【特集】
対談=浅沼 光樹×中村 徳仁
<ガブリエル――錯綜する人間の哲学>
マルクス・ガブリエル『意味・無意味・主観性』(青土社)刊行を機に
【本紙イントロより】
ドイツの俊英マルクス・ガブリエルの新刊『意味・無意味・主観性』(浅沼光樹訳、青土社)が上梓された。世界的知識人としての発信が目立つガブリエルだが、彼の本業たる哲学理論家としての一つの決算がここになされた形である。訳者の浅沼氏と、シェリングを専攻しガブリエルの思想にも詳しい中村徳仁氏に、本書の成果とガブリエルの哲学について語っていただいた。(編集部)
【編集室から】
現代ほど、哲学の存在意義が(ネガティブな意味で)問われている時代もないように思われます。時代の寵児マルクス・ガブリエルの理論的著作も、いかほどの力を持ち得ているのか。思想は必ず政治と交錯しています。ある種の「世界観」を構築する上で、「唯一の世界などない」「人間は間違いうる存在者だ」とする彼の哲学はいかほど、私たちの政治と現実を変えることができるでしょうか。(K)
【今週の読物】
▽座談=本田由紀・淺川俊彦・對比地覚・上野雄己『探究的な学びとその効果』(東京大学出版会)トークイベント抄録(8)
◇連載=「映画を真に楽しむために」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)458(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉ショーペンハウアー『知性について』(髙橋智矩)(5)
◇連載=「読書人を全部読む!」50(山本貴光)(6)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 759(横尾忠則)(7)
◇連載=滅びゆく惑星で 24(増田俊也)(7)
◇連載=わが点鬼簿 6・宇波彰 (四方田犬彦)(7)
【今週の書評】
〈3面〉
▽羽田貴史編『大学紛争と大学改革の国際比較』(小杉亮子)
▽谷川多佳子著『デカルト再考』(山田弘明)
▽高橋一友著『近代天皇と競馬』(鈴村裕輔)
〈4面〉
▽カール・レンナー著『オーストリア』(今野元)
▽唐澤太輔著『粘菌哲学』(橋爪博幸)
▽山本明代編著『強制移動の世界史』(徳永 悠)
〈5面〉
▽長瀬海著『僕と「先生」』(荒木優太)
▽小森陽一・成田龍一著『大江健三郎を読む』(小林成彬)
▽オリヴィエ・ロンブローゾ著『エミール・ゾラの仕事場』(関 大聡)
〈6面〉
▽小俣直彦著『世界難民危機』(山本哲史)
▽今井澄子・田中久美子・木川弘美・新保淳乃・望月典子・金沢文緒著『宮廷芸術家』(宮下規久朗)
▽澤宮優著『モノに宿る真実』(佐藤彰宣)