お知らせ
【What’s New!】週刊読書人2024年12月13日号
【特集】
令和六年 二〇二四年の収穫!!
54人へのアンケート
【本紙イントロより】
年末恒例のアンケート特集「二〇二四年の収穫」では、今回もさまざまな分野の専門家、研究者、作家、書評家、編集者、書店の方々に、今年印象に残った三冊を選んでいただきました。 (編集部)
読書人の年末特集第1弾、年末アンケート特集の時期がやってまいりました。ここから年末回顧号、新年特大号と恒例企画が続きます。編集部も年末企画の準備で日々慌ただしく過ごしておりますが、この年末も読者の皆様に楽しんでいただけるような企画をお届けしてまいりますので、ご期待ください。
「二〇二四年の収穫」では昨年に続き、54名の各分野のスペシャリストの方々に今年の3冊選書いただきました。150冊以上の本が並ぶのは相変わらず圧巻です。今年参加いただいた54名は以下の通りです。
青木亮人(近現代俳句研究者)/荒川洋治(書評家)/猪狩弘美(桐朋学園大学ほか非常勤講師・ドイツ現代史)/井上裕太(弘前学院大学講師・大衆文化史・博物館学)/江川純一(イタリア宗教史学)/江南亜美子(書評家)/大竹昭子(作家)/大野露井(小説家・翻訳家・法政大学准教授)/大宮勘一郎(東京大学教授・ドイツ近現代文学・思想)/奥野克巳(立教大学教授・文化人類学)/落合教幸(日本近代文学研究者)/小野俊太郎(文芸評論家)/角田光代(作家)/風間賢二(幻想文学研究家・翻訳家)/金原瑞人(法政大学教授・翻訳家)/神藏美子(写真・映像作家)/亀山郁夫(名古屋外国語大学学長・ロシア文学)/熊谷充紘(twililight店主)/栗原康(政治学者・アナキズム研究)/越川芳明(明治大学名誉教授・アメリカ文学)/小林エリカ(作家・マンガ家)/小松美彦(東京大学客員教授・科学史・生命倫理学)/佐藤淳二(京都大学名誉教授・思想史)/佐藤正志(早稲田大学名誉教授・政治理論史)/椎名美智(法政大学文学部教授・言語学)/重信幸彦(民俗学)/柴野京子(上智大学教授・メディア論)/高橋勅徳(東京都立大学准教授・経営学)/高山羽根子(作家)/谷藤悦史(早稲田大学名誉教授・政治学)/豊﨑由美(書評家)/中村邦生(作家)/中森明夫(作家・アイドル評論家)/中山圭子(虎屋文庫主席研究員)/西野智紀(書評家)/原田泰(名古屋商科大学ビジネススクール教授・経済学)/人見佐知子(近畿大学教員・日本近現代女性史)/廣野喜幸(東京大学教授・科学論・科学史)/藤田直哉(SF・文芸評論家)/堀千晶(仏文学)/前野久美子(book cafe 火星の庭店主)/真木由紹(作家)/枡野浩一(歌人)/松永正訓(小児外科医・ノンフィクション作家)/緑慎也(サイエンスライター)/三宅香帆(文芸評論家)/宮崎智之(文芸評論家・エッセイスト)/宮田徹也(日本近代美術思想史研究)/森一郎(東北大学教授・哲学)/山本貴光(文筆家・ゲーム作家)/吉川浩満(文筆家)/萬谷ひとみ(リーディング・リエゾン・パートナー)/若林踏(書評家)/明石健五(本紙編集長)
今回のアンケートの特徴は、比較的タイトル被りが多かったかもしれません。それだけ注目を集め、同時に選書者たちのジャンルを越えて読まれた本ですから、見逃すわけにはいきません。これぞ2024年の1冊というべきタイトルはどれか。ぜひ隅から隅まで目を通していただき、ご確認ください。
また、巻頭のイラストを手掛けてくれたのは夏のアンケート号に続き、イラストレーターのYOUCHANさんです。各所に年末感が散りばめられたイラストも必見ですので合わせてお楽しみください。
【今週の読物】
▽著者から読者へ=『文学と博物館』(栂正行)(8)
▽映画時評〈12月〉(伊藤洋司)(8)
◇連載=「繊細に隠されたメッセージ」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)372(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉ほうじ茶『どこかでちょっとずつ傷ついてる やさしいみんなへ』(森碧衣)(5)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 670(横尾忠則)(8)
◇連載=百人一瞬 Crossover Moments In mylife 43・サンドラ・フラマン/パスカル・フラマン(小林康夫)(8)
【今週の書評】
〈5面〉
▽ユーリー・ノルシュテイン著『ユーリー・ノルシュテイン 文学と戦争を語る』(籾山昌夫)
▽金原ひとみ著『ナチュラルボーンチキン』(樋口良澄)
▽加藤夢三著『超越への回路』(岡和田晃)
〈6面〉
▽レベッカ・ストット著『進化論の知られざる歴史』(三中信宏)
▽中山幸雄著『暴動の時代に生きて』(佐藤零郎)
▽大澤真幸著『生成AI時代の言語論』(永田 希)
〈7面〉
▽ジャック・シュヴァリエ著『フランスという国家』(伊達聖伸)
▽喜志哲雄著『ミュージカル映画が《最高》であった頃』(仁井田千絵)
▽崔誠姫著『女性たちの韓国近現代史』(大和裕美子)