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【What’s New!】週刊読書人2025年5月23日号

【What’s New!】週刊読書人2025年5月23日号

【特集】
対談=岩田規久男・若田部昌澄
<これからの経済の話をしよう>
ジョセフ・E・スティグリッツ『スティグリッツ 資本主義と自由』(東洋経済新報社)をめぐって

【本紙イントロより】 
 2001年にノーベル経済学賞を受賞した経済学者ジョセフ・E・スティグリッツの新刊『スティグリッツ 資本主義と自由』(山田美明訳、東洋経済新報社)がこのほど刊行された。
 スティグリッツの議論の是非をめぐって、学習院大学・上智大学名誉教授の岩田規久男氏と早稲田大学教授の若田部昌澄氏、日本銀行副総裁を務めたお二人に対談いただいた。(編集部)

【編集室から】

 「昭和恐慌研究会」のメンバーで、いわゆるリフレ派の日銀副総裁経験者ということで、熱心な経済ウォッチャーなら、お二人の関係は言わずもがなでしょう。実はこのお二人で対談をしたのは今回が初めてだったそうです。ですので、今回のツーショット(Zoom対談なので宣材写真ですが……)は大変貴重なものになると思います。
 ノーベル経済学賞受賞者であるスティグリッツの現在の議論は、後期の宇沢弘文さんに通じるものがあると、共通の見解を示したところからはじまった今回の対談。今必要な経済議論が問われます。(M)

【今週の読物】

▽編著者から読者へ=『名探偵と学ぶミステリ』(杉江松恋)(7)
◇連載=「進行する映画のスノッブ化」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)391(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉池内了『清少納言がみていた宇宙と、わたしたちのみている宇宙は同じなのか?』(識名さくら)(5)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 691(横尾忠則)(8)
◇連載=百人一瞬 Crossover Moments In mylife 63 ・ドミニク・レステル(小林康夫)(8)
◇連載=戯史 平成紀〈五月〉(安倍夜郎)(8)

【今週の書評】

〈3面〉
▽アンリ・ベルクソン著『ベルクソン書簡集Ⅲ』(檜垣立哉)
▽永井均著『『純粋理性批判』を立て直す』(城戸 淳)
▽ユヴァル・ノア・ハラリ著『NEXUS 情報の人類史 上・下』(飯田 豊)
 〈4面〉
▽ロバート・J・サンプソン、ジョン・H・ラウブ著『犯罪へ至る道、離れる道』(津富 宏)
▽中野慧著『文化系のための野球入門』(井上裕太)
▽福田徳三研究会編『唯物史観経済史出立点の再吟味』(小峯 敦)
 〈5面〉
▽佐野洋子著、刈谷政則編『佐野洋子全童話』(小池昌代)
▽スチュアート・タートン著『世界の終わりの最後の殺人』(太田靖久)
▽ジャン=ポール・サルトル著『アルトナの幽閉者』(中村隆之)
 〈6面〉
▽石川捷治著『統一戦線論』(東原正明)
▽小林美穂子・小松田健一著『桐生市事件』(水島宏明)
▽佐々木光子著/聞き手=竹田信弥『戦前生まれの旅する速記者』(碇 雪恵)
 〈7面〉
▽ミヒャエル・ブックミラー編著『マルクス主義の革新』(西角純志)
▽康芳夫著『冥界へのメッセージ』(大島幹雄)

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