われ万死に値す
「私自身顧みて、罪万死に値する」国会でそう証言した元首相、竹下登。国のキングメーカーにまで登りつめ、今なおその残影は永田町を覆う。前妻の自殺、実父との確執、巧妙な錬金術、そして秘書たちの死...。にこやかな仮面の下に隠された彼の罪と業とは何か。出身地・島根で囁かれる「タブー」から疑惑の「皇民党事件」まで、ひとりの政治家の一生を辿りながら、日本社会の闇を抉る。
著者 | 岩瀬達哉 |
出版元 | 新潮社 |
頁数 | 285頁 |
発行日 | 2002-03 |
ISBN13 | 9784101310312 |
ISBN10 | 4101310319 |