
蘇りの森
あの日、ソ連兵に踏みつぶされた人形と、同じ瞳。満洲という故郷を失って以来、常に心の空虚を抱いてきた藍子は、八ケ岳の山荘で二人の男性に出会い、新たな一歩への予感に揺らぐ―。八ケ岳の山荘で父と息子の二人から同時に求婚された藍子が、これまでの生き方を考えるうち、失った故郷・満洲の記憶が蘇ってくる。
著者 | 木崎さと子 |
出版元 | 文藝春秋 |
頁数 | 325頁 |
発行日 | 1999-12-10 |
ISBN13 | 9784163188607 |
ISBN10 | 4163188606 |