ピノッキオの眼
本書は様々な視点から異邦人化と距離のもつ認識的かつ道徳的、建設的かつ破壊的な潜在能力を探っている。なぜ異邦人(未開人、農民、動物)の視線に社会の虚偽をあばく能力を持たせていたのだろうか。なぜわれわれは「眺望」「視点」といった視覚的比喩を多用するのか。大金を積まれたら未知の中国人官僚を殺すだろうか。遠くから近くから、世界を見つめ直す厳しい九つの視線。
著者 | カルロ・ギンズブルグ |
出版元 | せりか書房 |
頁数 | 362頁 |
発行日 | 2001-10 |
ISBN13 | 9784796702348 |
ISBN10 | 4796702342 |