薔薇の展示会

死をテーマとしたドキュメンタリーフィルムを企画したTVディレクターは治癒不可能な患者ら三人との交渉に成功した。仕事、夫と妻との関係、親の介護、全てを受容せざるを得ない女性の人生や住宅問題などを背景に、「死にはモデルがない、だが死ぬことは人間に起こる真の出来事だ、つまり名前が与えられ、理解でき、描き出せることを示したいんだ」と、三人三様の臨終場面を撮影しようと取材する過程を描く社会派のフィクション。
著者 エルケーニュ・イシュトヴァーン
出版元 未知谷
頁数 190頁
発行日 2001-12
ISBN13 9784896420456
ISBN10 4896420454

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