
伝記ガウディ
未完の聖堂サグラダ・ファミリア、極彩色のタイルで覆われた建物群。ガウディはいまや世界一有名な建築家だ。その独創力に富んだ建築物は大衆のための芸術であり、人間味にあふれている。一方、その人となりについて知られていることといえば、生涯独身で過ごし、信仰心の篤かった孤高の芸術家、極端な完璧主義者といった従来のイメージの域を出ていない。本書の著者は、ガウディの生涯を語るうえで切っても切れないバルセロナ、そしてカタルーニャの歴史と政治的背景を追いながら、丁寧にその足跡をたどり、天才建築家の実像にかぎりなく迫った―。
著者 | ヘイス・ファン・ヘンスベルヘン |
出版元 | 文藝春秋 |
頁数 | 411頁 |
発行日 | 2003-02 |
ISBN13 | 9784163594903 |
ISBN10 | 4163594906 |