
主権のかなたで
国民国家や市民社会の「よそ者」として排除され、不安定な生を強いられる人々。排除の根源にある「主権」の論理に対置すべき「歓待」の原理とは何か。排除に抵抗する実践の理路はどのようなものでありうるか。デリダ、サイード、シュミットらのテクストと向き合い、世紀転換期の激動を凝視しつつ、来るべき世界の予兆を探る繊細な思索の記録。
著者 | 鵜飼哲 |
出版元 | 岩波書店 |
頁数 | 349頁 |
発行日 | 2008-05 |
ISBN13 | 9784000234481 |
ISBN10 | 400023448X |