戦後児童文学史の未解決点

誰も書かなかった、大きな決定的な問題―戦後児童文学と共産主義との関係を、広範な資料を遍く精査して論証。部落解放問題と社会主義についての30年にわたる論考の蓄積の上に、1953年、鳥越信、古田足日らの通称「少年文学宣言」以降の小川未明批判・攻撃が、どのような思想で、いかなる手段をもってなされたか。あたう限りの資料を駆使、時代背景を照射しつつ明らかにする。「ネバーランド」連載に未発表“夢”、“原理”、“境い目”以降の原稿を加え、詳細な註を付して1巻とした。絶筆。
著者 宮崎芳彦
出版元 てらいんく
頁数 459頁
発行日 2010-03
ISBN13 9784862610706
ISBN10 4862610706

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