近松再発見
「金子一高日記」を初めとする近年相次いだ重要資料の出現に伴い、作者近松のイメージは遥かに豊かなものになりつつある。本書はこうした研究状況を踏まえ、日本演劇に画期的な豊饒をもたらし、世界の古典といわれる近松の人となりと作品の魅力を、『浄瑠璃御前物語』から今日の文楽・歌舞伎までを視座に収めて、今一度、問い直そうとするものである。神戸女子大学古典芸能研究センターによる特別連続講座と公開シンポジウム「華やぎと哀しみ―近松再発見」の成果を中心に据え、関連論考を新たに求めて編纂した。
著者 | 神戸女子大学古典芸能研究センター |
出版元 | 和泉書院 |
頁数 | 352頁 |
発行日 | 2010-11 |
ISBN13 | 9784757605725 |
ISBN10 | 4757605722 |