青い薔薇 キプリングとインド

キプリングの人格が転移された現代の日本人英文学教授が150年前のインドとイギリスを生きることに―二つの国を生きる作家の苦悩と作品誕生の由縁を、恋愛、友情、両親、妹との関係を軸に壮大なスケールで描いた小説+ポストコロニアル批評の前提を問う重厚な作品論によって、「法と秩序の帝国」と「支配と抑圧の帝国主義」の矛盾を生きたキプリングがインド庶民に向けた共感の深層を掘り起こす。
著者 橋本槇矩
出版元 松柏社
頁数 336頁
発行日 2012-06
ISBN13 9784775401811
ISBN10 4775401815

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